第12章 お兄ちゃんと私の真実
私は小学生の時。
本気で兄が好きだと自覚した。
そしたら、いても立ってもいられなくなって、
私はお兄ちゃんに告白したんだ…。
「お兄ちゃん!」
「ん?なんだ?」
「私、お兄ちゃんが好きっ!」
そう言った私を見て、
お兄ちゃんはニッコリ笑って、
「そっか。ありがと。俺も好きだよ。」
そして、優しく頭をなでてくれた。
そのあと、お兄ちゃんは言ったよね。
お兄ちゃんは聞こえていないと
思っているかもしれないけど、
はっきり聞こえたよ…。
「兄妹で恋なんてできるわけないよ…。」