第14章 檻の中のきみ
---------バタバタ
誰かが走ってくるおと。
「おい。大丈夫か?」
「はい・・・」
『久しぶりですね。突然電話して申し訳ないです。』
「いえ。」
そういって慌てて入ってきた人は黒いスーツをきてきっちり決めていた。
悟のマネージャーらしい。
「悟。今日は大事な撮影入ってるからな。体調悪いとか言い訳にはならんぞ。」
「はい・・・わかってます。そのくらい・・」
「なんだ、ん?言いたいことでもあるのか」
「・・・なんだよいちいち。
俺だってわかってる!!!!!
体調わるいだとか理由にして今更仕事しないなんて言わないから・・・大丈夫だよ。
安心して・・・ちょっとでてくる。
撮影にはいくから先いってて。」
そういってマネージャーへ声を荒げる悟は
扉をあけでていってしまった。
彩ははじめてみる先輩の一面に驚き思考が止まってしまった。
だが、その瞬間一人にしちゃいけないと思い
先輩を追いかけた。