第4章 ＊結婚初夜【黒子テツヤ】＊

さんが僕の空いてる方の手を握ってきたので、今絡めて繋いでます。

痛いと感じると強く握る傾向があるみたいです。

勿論そうされたら加減します。



「少し隙間が出来ました。でももう一本増やせる程ではないですね……」

「じゃあ……テツヤと最後までヤれないの…？」

「出来ますよ。けど今よりもっと痛いと思います……」

「平気だよ…だから挿れて…？」

「……」

「テツヤ…？」

「あ……すみません、さんがそう言ってくれるとは思ってなかったので」

「むぅ……」

「なら入ります。いいですか…？」

「挿れてって言ったよ……」

「そうでしたね、すみません」



やっとこの瞬間まできました。
ここからは今以上に神経使わなきゃいけません。


えっと……ゴムはいらない、ですね。



「僕の手を握って下さい」

「うん……」

「頑張りましょう」

「うん…！」

「呼吸はなるべく崩さないで下さい。力抜いて……」

「ふぅ……」

「そうです、いきますよ…っ」