【黒子のバスケ】お手をどうぞ、お姫様【裏*18禁】
第45章 *夢【紫原敦】*
*おまけ*
「おはよう、アツシ。も」
「おはようございますっ!」
「おはよ〜……」
「ん?なんか顔色悪くないか?」
「あっ、私が作ったお菓子を食べたらこうなっちゃって」
「余程……お、美味しかったのかな?」
「氷室さんもどうですか?ブラウニーをスティック状にしたんで食べやすいとは思いますよ!」
「あ……アツシに悪いからオレは遠慮しておくよ」
「そんな事言わずに!はいっ!」
「うぐっ!」
「どうですか?!」
「ん……お、お、美味しいね……」
(苦い…!何故だ……)
「あれ?不味くないんですか?」
「え…?」
「私が味見したら不味くて。敦くんが横取りして食べたんですけど……美味しいって嘘つくんですよ」
「だってちんが作ったやつじゃ〜ん……」
「そうだけどさ。だから氷室さんなら本音言ってくれるかなって持って来たんです!」
「あー……言うべき……なのかな?」
「はい!ズバリ苦くないですか?」
「う、うん。甘みがなかったかな」
「やっぱり!でも何でですかね?原因がわからなくて」
「材料が間違ってたんじゃないの〜……」
「合ってる筈。またチャレンジするんで明日も是非感想聞かせて下さい!」
「え、オレ?」
「はい!敦くんには完璧なやつを食べてもらいたいので!」
「ははは……オレは毒味役かな……」
*終わり*