【黒子のバスケ】お手をどうぞ、お姫様【裏*18禁】
第44章 *沢山のありがとう【黄瀬涼太】*
*おまけ*
「あの……私男の人を待っているので……」
「ずっと見てたけど随分待ってんじゃん?嘘ついちゃってるんじゃねーの?」
「彼今日撮影なので……押してるのかも……」
「よくいるんだよなー。ナンパ対策にそうやって嘘八百並べる女。正直きかねーから!ほら、向こうのカラオケでも行こうぜ!」
「嘘じゃねぇっスよ?」
「……あ?」
「涼太…!」
「っち、オレの後ろにいて」
「う、うん…!」
「スイマセーン、この子はオレを待ってたんスよー」
「誰だてめぇ。なんか見た事あるツラだな」
「あれ、オレを知らないんスか?参ったなー。まあキミ女の子じゃないしー……」
「は?うぜぇなお前」
「ハァ……これだからモテない男は嫌っスよねー」
「あ?んだと」
「しつけーな。オレの女にこれ以上近寄るんじゃねぇよ」
「……チッ」
「っち大丈夫っスか?」
「っ……ひっく……」
「ああ…!ごめんっち!」
「さっき腕掴まれてっ……怖くて…っ」
「……じゃあ今日は外やめてオレんちにしよっか。ね?」
「うんっ……」
「ホントごめん……守るって言ったのに……情けねー……」
「ううんっ……涼太は悪くない…!」
「優しいっスね……今度からは急な撮影は全部断るから……」
「それじゃ涼太が……」
「いいんスよ、今までも殆ど蹴ってたしね。じゃあ行こうか。手、しっかり繋いどくんスよ?」
「うん……ねぇ涼太……」
「ん?」
「お家行ったら……その……いっぱい……」
「勿論。愛してあげるっス……」
*終わり*