【黒子のバスケ】お手をどうぞ、お姫様【裏*18禁】
第35章 *好きだから【黛千尋】*
*おまけ*
あれから数週間後。
黛を不安にさせないように警戒心を持つようになった。
だがは今日、黛が珍しく他の女子と話している現場を目撃してしまった。
「……お前、何でそう元気なんだ?」
「ん?普通だよ!ふっつっうー!」
「明らかに違うだろ。今日のアレ……気にしてんのか?」
「ううん!全然気にしてないよ!!」
「ラノベ何読んでるか聞かれただけだ。別にどうこうあるわけじゃない」
「知ってる!!だってラノベ開いてなんか楽し気にしてたし、女の子近かったもんね!」
「……嫌だったら嫌って言えよ。バレてる」
「嫌じゃないよ!私前科あるし、ここで私がムッとしたらおかしいもん!」
「もうあの時の事は忘れろ。そうやって我慢されてるとムカつく」
「だから何とも思ってないって!」
「笑顔、引きつってるけど?」
「うっ……」
「素直に嫌だったって言え」
「……嫌だった」
「お前はオレが好きか?」
「大好き」
「だろうな。オレもお前が好きだ。どこも寄り道なんかしねぇよ、安心しろ」
「じゃあ……キスして?」
「ここでか?道端だぞ」
「今がいいんだもん」
「……背伸びしろ」
「ん」
「今日は悪かったな……」
「んっ……」
*終わり*