【黒子のバスケ】お手をどうぞ、お姫様【裏*18禁】
第19章 *遠距離恋愛【木吉鉄平】*
「いつまで暗い顔してるの?楽しくなかった?」
「オレはお前との時間を大切にしたいんだ。別に飯食いに行ったのが嫌ってわけじゃない」
「まだ時間はあるよ?だから、きゃっ!」
「っ……会いたかった……」
オレ家に帰ってから直ぐ抱きしめたよ。
遠くに居るお前を想っても、こうして側にいなきゃ何も出来ない。
何度辛い夜を過ごしたか……。
「私も。会えて嬉しい」
「本当は帰したくない……」
「ギリギリまでいるから……ね?」
「ああ…っ」
なんかこう……込み上げてくるものがあったんだが、それは堪えた。
多分泣くだろうと思ってな。
だからそれを隠す意味も込めてにキスをした。
会えなかった時を埋めるように何回も……。
「オレ……いきなりで悪いんだがシ、」
「シッ……言わなくていいよ……」
「ん…っ」
「シていいか?」って聞きたかったんだが……人差し指で遮られちまった。
それにからキスされたしな……。
お互い同じ思いって事か。