【黒子のバスケ】お手をどうぞ、お姫様【裏*18禁】
第19章 *遠距離恋愛【木吉鉄平】*
んで当日。
この日オレは特別に許可を貰って、を迎えに行ってから練習に向かう事になっていた。
何ヶ月振りかに会う彼女。
ちょっと大人っぽくなってる。
「!」
「鉄平ー!久しぶり!」
「ああ。疲れてないか?」
「平気。早く行こう!」
香る匂いは変わらないな。
けど髪伸びたか。前は肩よりちょっと下だったような。
いやしかし……今オレの隣に居るんだな、こいつは……。
離れ離れになったあの日がもうかなり遠い過去のように感じるぜ。
「なーに?ジッと見ちゃって」
「いや……何でだ?」
「知らないよもう。だから聞いたのに」
「すまんすまん。それよりほら手、繋ごうぜ」
「うん!」
小さな手だ。懐かしい。
が帰る前に退院出来て良かった。
久々の再会が病室じゃ可哀想だ。
最後まで心配してたからなは。
「そうだ、膝大丈夫?」
「ああ。だからここに居る」
「良かったぁ……ずっと心配してたんだからね」
まあそれは今もみたいだな。