第1章 悪戯心
―――30分後
黒「……降参です。僕の負けですから、お風呂に入らせてください」
赤「まだ、このままで良いじゃないか」
黒「嫌です」
赤「なぜだい?」
黒「寒いです」
赤「だから、僕の服を貸したじゃないか」
黒「それでも寒いものは寒いです。それに下に何も履いてないのは、流石に風邪を引いてしまいます」
赤「そうしたら、僕が付きっきりで看病してあげるよ」
黒「丁重にお断りさせていただきます」
赤「はぁ……。本当にテツヤは頑固だね」
黒「それ、君に言われたくないです」
赤「分かったよ。但し、条件付きだよ」
黒「何でしょう?」
赤「風呂は一緒に入るよ」
黒「それは、丁重にお断りさせて赤「あげないよ」……何もしないでくださいね」
赤「さぁ?それはテツヤ次第だよ」
黒「………〈●〉〈●〉」
赤「さぁ、入ろうか」