第29章 修ちゃんの卒業
虹村side
虹「じゃあ、俺そろそろ帰らねーと…」
『はい…』
虹「一生会えねーわけじゃねぇ」
『はい』
虹「だから“サヨナラ”は言わねぇ」
『はい‼︎』
虹「またな、友香」
『修ちゃん……またね』ニコ
そう言って俺たちは別れた
最後に見た友香の笑顔は今まで1番可愛くて綺麗だった
(あーぁ、まじで伝える気なんざ無かったのによー…… まぁでも、こっちの方が良かったか…な)
そして俺は家へ帰ってすぐ空港へ向かい、10時間のフライトを終えロサンゼルスへ到着した
まあ、着いて早々アクシデントに合うんだが氷室辰也という男に出会いこいつのおかげで助かった
それから俺はタツヤがストバスしてたこともあり、よくタツヤとつるむようになった
氷室「シュウ、よく待受の写真を見ているようだけど…… その子はもしかしてgirlfriend⁇」
虹「ウワッ、見られてたのかよ;; こいつは彼女じゃねー」
氷室「じゃあ…… いつもすごく愛おしそうに見てるけど…」
虹「ゲッ、俺そんな風に見えてんのか;;;」
氷室「Yes」
虹「こいつは……………」
氷室「…………。」
虹「なあ、I am thinking of you, even if it away. ってどーゆー意味なんだ?」
氷室「ん〜…… “離れていてもあなたのことを想っています”…かな」
虹「っ‼︎‼︎‼︎ そうか… サンキュ」
氷室「……大事な子なんだね」
虹「あぁ。まあでも俺のただの一目惚れだ」
そう言って俺はハハッと笑う
氷室「……そう」
と言ってタツヤは目を細めて微笑んでいた
(友香、やっぱお前には敵わねーよ。俺も離れててもお前のこと想ってる。だから……もう少しお前のこと好きでいさせてくれ)
またいつか会える日を……
「またな、友香」
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