第27章 皆で初詣
その帰り道、征ちゃんが家まで送ってくれた
赤「もう大丈夫なのかい?」
『ぅん、征ちゃんのおかげで…… 本当にありがとう』
赤「お礼は……」
『?』
赤「友香が俺の居場所になってくれるんだろう?」
『うんっ///』
(あのときは電話だったから大丈夫だけど、直接言うと恥ずかしい〜////)
赤「それでじゅうぶんだよ。じゃあ行こうか」
と言って私の手を引く征ちゃん
その手は所謂“恋人繋ぎ”にされていて、私は自分の家に着くまで恥ずかしくてずっと俯いてた
征ちゃんには「赤くなってる顔も可愛いよ」なんてからかわれたけど……
皆での初詣、送ってくれた征ちゃん、今日はとても良い1日だったなあと思う
もうすぐ部活も始まる
友香はその日が待ち遠しくて仕方なかった