第19章 全中地区予選 vs悪童
全員「…………っ」
紫「俺、やっぱアイツ捻り潰してくる……‼︎‼︎ じゃないと気が収まんない……‼︎‼︎」
緑「紫原、やめるのだよ‼︎‼︎ 友香がどんな思いで俺達を守ってくれたと思っている‼︎‼︎‼︎ 今お前が花宮に手をあげれば、それこそアイツの思うツボなのだよ‼︎‼︎」
紫「………っでも」
赤「紫原」
黒「紫原君、皆気持ちは同じです。ですが我慢しているんです……‼︎」
青虹「……あぁ」
紫「……っ」
『皆、私はほんとに大丈夫だからっ‼︎ 心配かけてごめんなさいっ』
青「泣きながら大丈夫なんて言われても説得力ねェんだよ………」
そう言いながら大輝は私の頭を撫でてくれる
『……ん。でもほんとに大丈夫だから……』
虹「……大丈夫じゃねェだろ‼︎ 2度とこんなことすんじゃねェ‼︎‼︎」
赤「友香……。友香が俺達を心配するように、俺達も友香が心配なんだ。友香が俺達を守ったように、俺達も友香を守りたいんだ。友香が大切なんだ……。分かるね?」
『………はぃ』
赤「だから、このようなこと2度とするな。これは命令だ」
『はぃ……』
赤「分かれば良いよ…」
『皆、ほんとにごめんなさい……』
赤「あぁ。だが礼を言うよ…。俺達を守ってくれてありがとう」
それから皆口々に「ありがとう」って言ってくれて、私はまた泣いてしまった
私が泣き止むまでずっと誰かが背中をさすってくれたり、頭を撫でてくれたりしていた