第19章 全中地区予選 vs悪童
男子トイレ前
(テツ君、大丈夫かな…? 今日ちょっと体調悪そうだったし…)
私が男子トイレの前でテツ君を待っていると、中からあの男が出てきた
(…………‼︎‼︎‼︎)
花宮「あれぇ、アンタ帝光のマネージャーさんじゃん」
『っっっ‼︎‼︎ あなたは…花宮真……‼︎』
花宮「フハッ、光栄だねぇ〜。こんな美人に名前を覚えてもらえてるなんて、さ」
そう言いながら花宮は私との間を詰めてくる
花宮「ほんと強いね〜、お手上げだわぁ〜」
『っっっ‼︎‼︎ だったら帝光の選手にあんなことするのはやめてください。今大事な時期なんです』
花宮「何のことかなぁ〜?」
『っっっ‼︎‼︎‼︎』
花宮「黄瀬君だっけ?偶然だよ、偶然。あ〜、でも次は青峰君だっけ?それか赤司君?ま、誰でも良いけどキセキの世代なら。足気を付けた方が良いかもな、フハッ」
(足なんかやられたらバスケ生命に関わるのに‼︎‼︎‼︎)
『‼︎‼︎ やめてっ‼︎‼︎‼︎』
花宮「俺の言うこと聞けば何もないかもなぁ?」
『なっ‼︎‼︎‼︎』
花宮「第3第4Q、俺たちの控え室に居ろ」
『‼︎‼︎‼︎‼︎』
花宮「さぁ、どうする?」
『本当に何もしないのね…?』
花宮「あぁ」
『分かった』
花宮「フハッ、帝光のマネージャーさんは健気だねぇ〜。じゃぁコッチだ」
私は無理矢理手を引かれ花宮たちの控え室に連れて行かれた
その頃にはもう第3Qが始まっていた