第2章 preface chater
屋敷が燃え上がる中
私は深傷を負い動くことができずにいた
体が鉛のように重い…
力が入らない…
旦那様からもらった私の二つ目の人生も長く続かなかった…
これが呪われた一族の定だとでもゆうの…………?
そんなの…嫌だ…
私は坊っちゃんを命に代えても守ると誓ったんだ!!
それでも私の脇腹からは紅い鮮血がドクドクと溢れ出て意識が消えかかっていた…
?「お前…まだ意識あんのか?……そんなことよりお前の魂うまそうだなぁ…お前の命、俺が助けてやろうか?」
『(誰…?助ける…この人はそう言ったの?)』
?「さぁどうする?俺にとっちゃお前が生きようが死のうがどうでもいい」
『わ、…たし…は…生き、たい…!』
?「ククッいいだろうさぁ生きてお前は何を望む」
『ある、じを…!守り…たい…!』
?「これはまた…まぁいいか…この傷深いな…ここに契約を刻む」
その人?…はいまだに流れ続けてる私の脇腹に手を当てた
その瞬間
焼けつくような声にならない痛みで
朦朧としていた私の意識は消えた…