• テキストサイズ

【マギ】幸せを願って。~亡国の姫~

第5章 幸せって?


セリシアSIDE


ウィリランデの王様、カルマさんとの話を終えて自分の部屋に戻った。
軽いショックに立ち直れずにシンドバッドさんを呼びに行ったからか、ちょっと心配されたけど。
それより考えてしまうのは、話を終えれ直前にカルマさんが言ったこと・・・。

―――私についた方が、幸せになりますよ。あなたも僕も、あなたの彼氏も。―――

・・・まあ私とカルマさんはともかく。
ジャーファルさんも幸せになれるってのが、引っかかった。

「ふざけてんだろー。」

脱力する。
あの別れさせる宣言の後も少し話したんだけどさ。

~回想~

「彼氏が誰か知れたら楽だったんですけど、そうもいかないようなのであとで調べます。・・・で、あなたはどうします?」

「どうするって・・・。別れません!」

何言ってんだこの人、ホント怒りたくなる。
訳がわからない。

「そうですか…。では仕方ないですね。それじゃ、こっちはこっちでやらせていただきますんで。」

「何を?」

「さあ?・・・あと一週間僕たちウィリランデの使節団は滞在します。1週間後、もう一度答えを聞きます。よく考えて構いませんよ。」
/ 369ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp