第10章 ジャーファルの「説教・・・。」
セリシアSIDE
「なっ!!!」
急いで服をしめる。
いつの間にかはだけさせられていて、ブラが見える状態だった。
今日も政務服を着ていなくて、しかも今日の服装っていうのが、服のはしとはしを重ねて黒のリボンでベルト状に結んだものに、白いスカート。
キスしてる間にやられたのかな・・・?
「ジャ、ジャーファル!!」
ここには二人しかいないし、その二人と言うのが自分と、他でもない恋人のジャーファル。
それでも、いきなりのこれはひどくないか!?
「わ、わかってます!!だからすいませんといってるでしょう!」
「や、でも!!」
混乱だよ、これは!
ってか、なんで服っ!
「こ、これが行為の説明には楽かなって思いまして!」
こ、行為?
一瞬何だっけと思うが、すぐに思い出す。
そうだ、事の発端はそれだった。
「今はしませんでしたけどっ、その、行為をするということは、今のだけじゃなくて、その・・・。胸、とかも、素手で触るんですよ・・・直接!!」
半分やけになっていうジャーファル。
さすがにその内容には、顔をより赤くさせる要素となる。
「男である私にこんな説明させないでください・・・。」
確かに、異性に教えるにしては、酷だったかも・・・。