第9章 ピスティの「大人への教室」??
セリシアSIDE
「さぁて!はじめるよー!!」
雰囲気づくりのためなのかなんなのか、わざわざ部屋を変えた。
別にヤム姉の部屋で十分な気がしたんだけどな・・・?
「質問があったら、ピスティに聞くといいわよ。」
ヤム姉はあくまで冷静に伝えてくれる。
でも、それって暗黙に私には聞くなって言ってる?
「ピスティの大人になるための性講座ー!!」
よくわからんがとりあえずぱちぱちと拍手。
「まず最初に!性とは何か!」
結構ノリノリなんだね。
「まあ、これは性別のことでいっか。」
はや!?
「補足すると、生殖に関する男性女性ってやつよ。」
じゃあ、これに関してはあってたじゃん!
「さて、次!性行為とは何か!?」
トイレだと思ったけど、さっきの反応から違うんだよね…?
「性行為っていうのは、男女でやる行為のことよ。まあ、同性でもやる人もいるみたいだけど、それはいいわ。子供を作るための行為でもあって、パートナー同士のコミュのためであって、快楽のためであるの。」
「子供を作るため?外で遊ぶだけじゃないの?」
「っていうか、なんでセリシアはそこに行きついたの?」
「だって、子だくさんの家の親のことを、若いころはやんちゃしたんだねっていうでしょ?」
少なくとも、女官はそういう風に言ってた気がしたけど。
すると二人はじれったそうにこっちを見てきた。
「「純情すぎる・・・。」」