第7章 答え
セリシアSIDE
「・・・そろそろ、戻る?」
あんまり二人きりでしゃべってると、仕事とかに影響しそうだしな。
副政務官じゃないけど、まえそうだったから気持ちは察せられる。
「そうですね・・・。シンが仕事本当にしてくれてるかも疑問ですし。」
「苦笑いしかできないですけど。」
シンドバッドさんの仕事嫌いは一応知ってるからね・・・。
「あ、そうだ。」
「え?」
突然ジャーファルさんは歩きかけてた足を止めて振り返る。
「セリシア、言うの忘れてました。」
「何を?」
「とりあえず、副政務官にはなっておいてください。普段は仕事しなくていいので、私が頼んだ時だけ仕事してくれればいいです。」
「え、いいの?そんな楽で。」
「ええ。セリシアはまだ10代ですし、仕事より遊びなさい。・・・でも、やっぱり副政務官にはあなたしかいない気がして。」
「・・・もちろん、構わないです!」
なんか、嬉しいな。
「それともう一つ。」
もう一つ?