第7章 答え
セリシアSIDE
「おはようございます、セリシア。昨日聞いた時は少々驚きましたよ。」
「急ですいません、カルマさん。」
朝食後、会談にあてられた部屋へ行った。
少し時間がたってから、カルマさんは出てきた。
「いいえ、あなたの頼みなら断りませんよ。・・・ところで、話とは・・・?」
「わかっているでしょう。・・・妃にならないか、と言った件です。」
心変わりしているなら、もうそれでもかまわない。
「ですよね。最終日まで考えるかと思いましたが・・・。意外と決めるの早かったですね。」
「だいぶ悩みましたよ。でも、お返事は早い方がいいかなぁと。」
期間は長いとも短いともいいがたい一週間。
しかも特にここ数日はひどかった気もする。
「お話は伺っていますよ。」
「・・・どの話です?」
「・・・。別れたそうですね?」
その話か・・・。
どういう情報だよ。