第2章 身長・・・マジで?
セリシアside
目が覚める。
他に言い表しようがないから何とも言えないけど。
目覚めがいい方だから、意識が寝起きでも意識ははっきりしている。
「セリシア!」
部屋にはジャーファルさんがいた。
「あれ、ジャーファルさん?なんで・・・。」
そこまで言って抱きしめられる。
・・・え?
「あの、どーゆー「寝すぎですよ。」」
言葉を遮って言う。
「寝すぎです、セリシア。眠り姫になるのはやめてください。でも、ちゃんと起きてくれてよかった。」
そう言ってようやく少し離れる。
「でも、ジャーファル、でいいですからね?さん付けしなくても。」
「あ、うん・・・。ごめん、つい癖で。」
つい昨日付き合い始めたわけだから、癖が残ってる。
今までさん付けだったもんね・・・。
って、そうじゃなくてだよ。
「あの、寝すぎって?もしかして、昼まで寝てた?」
目覚めはいい方だと思ってたんだけど、違った?
・・・でも、そんなに日が高いようには見えないんだけどなぁ・・・。
「寝すぎです。昼までだったらまだマシです。今日、何日だと思ってるんですか。」