第52章 誤情報と浴室での実験
「何警戒してんだよ。
別々に入ればいいじゃねぇか。」
リヴァイからのまさかの提案に目を見張った。
「え、それ本気で言ってるの?」
「そんなに俺と風呂に入りたかったのか?」
声を被せる様に問いかけられ、再び口を噤む。
リヴァイは凛にボトルを手渡すと、
「凛。お前は説明文を読む係だ。
どうやって作るんだ?」
そう言って凛の顔を覗き込んだ。
「ああ、そうだね……
リヴァイが予想外のこと言い出すから、
びっくしりちゃったよ。」
冷静なリヴァイの指示を受けながら、
呟くように言うと
「お前がいいなら、迷わず一緒に入るけどな。」
リヴァイにニヤリと笑いかけられ、
すぐに視線を逸らした。