第43章 矛盾の追及
「まぁ確かに……大して言い寄らなくても、
エルヴィンの容姿なら女性の方から
寄って来ただろうね……」
「そうだな。
少し声を掛ければ、大体上手くいった。」
……完全なるプレイボーイ発言。
エルヴィンにしろ、リヴァイにしろ、
二人の性生活はぶっ飛んでいる。
この世界にもそんな人たちは
存在するけど、二人ほど簡単に女性を
その気にさせることはできないだろう。
「……だが、君は違う。」
突然エルヴィンに手を握られ、
反射的にコーヒーカップから手を離す。
エルヴィンの真摯な表情を見ると、
心臓が忙しなく血液を全身に送り始めた。