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君と鼓動が重なる時【進撃の巨人】

第42章 甘い文字



お金にルーズな性格ではないし、
借りたものを返してもらうのは
当たり前だと思っていたけど、今回は違う。

二人に“心”を与えてもらっていた分、
ものや経験を与えられたら、と思っていた。




「……エルヴィン。
私は二人に、お金じゃ買えない物を
たくさんもらったから。
それなのにお金をもらっちゃったら、
それこそ不平等になるんだよね。」


これでエルヴィンに私の言いたいことは
分かってもらえるのだろうか。

やっぱり日本語は難しい……

とは言っても、他の言語も無理だけど。


どうやったら自分の気持ちが
うまく言葉で伝えられるのだろうか。

エルヴィンのように適切な比喩や、
具体的な例を提示しながら話すことは
私には困難を極めた。

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