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君と鼓動が重なる時【進撃の巨人】

第31章 懐かしい人



そして、何かを察したかのように

「すまないが、先を急ぐんだ。
俺たちは観光で来ている者でね。」

と、凛の手を引き、リヴァイに目配せする。


「あ、そ、そうだね。」

凛はエルヴィンの意図に気付き、顔を上げた。


こんな時でさえ、すぐに場の空気を
察することが出来るエルヴィンを、
心底尊敬する。



三人が後ろを向いて
歩き出そうとしたその時、

「凛。また連絡する。
今度はちゃんと話がしたい。」

御食の低く、落ち着いた声が砂浜で響いた。

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