第29章 ●“ナニする”気
「“ナニする”気でいるが。
問題があるか?」
「あ、ある!問題あるよ!!」
「……落ち着け。声がでかい。
何回言わせる気だ?」
この状況で落ち着いていられる訳がない。
確かに自分の中は、
既に受け入れ態勢が整いつつあるけど、
海の中でことに及ぶ事実については、
受け入れられる筈がない。
「ほ、ほんと、それは無理……です。」
「無理かどうかなんて、
やってみないことには分かんねぇだろうが。」
そんな自由な言い分を
通すわけにはいかないのに、
疼き始めていた陰部にそっと触れられ、
その行為を受け入れるかの如く、
リヴァイの首に回した腕に力が入った。