第11章 戦い続ける為に
「はい。
味噌はそっちの世界にはないのかな?」
「……みそ?ないな。」
「熱いから気を付けて」
そう言い終わる前に、
リヴァイは味噌汁を口に含み、
すぐにお椀から口を離すと、眉間に皺を寄せた。
「だから、熱いって言ったのに。」
急いで冷蔵庫から
ミネラルウォーターを取り出し、
ペットボトルのキャップを外してから、
リヴァイに手渡す。
眉間に皺を寄せたまま
水を飲むリヴァイを見ていると
本当に熱かった様子が伝わって来て、
こっちまで舌がピリピリするような
感覚に囚われた。