第6章 お泊り
和也「沙耶、上手いよ…?」
沙耶「恥ずかしい…」
私は目を合わせられなくて、
横を向いた。
和也「こっちみろ…」
すぐに和の方向に向かせられた。
和也「好きだよ、沙耶。」
沙耶「私も… 好き…」
和也「俺、決めてんだ。」
沙耶「何を…?」
和也「二宮家は、20歳の誕生日に
は結婚しなければいけないんだ。
しかも、俺、兄弟はいないから
俺は確実に結婚をしなければ、
ならないんだ。だから、沙耶…」
沙耶「ん…?」
和は真剣な目で、
和也「まだ先だけど、俺と結婚して
くれますか?」
ちょっと早いプロポーズだった…