第17章 冬休み
冬休みの練習後。
華「あれ?…瑞穂、あの人知ってる?」
華が指さしたのは髪の短い男子。当然バスケ部なんだけど…。…ん?んん?
瑞穂「あの人どこかで…?」
華「なんか、見たことある顔だよね…?」
しばらく見ていると、高尾や緑間、3年生達との接し方から、2年生とわかる。
でも、誰だっけ?
「高尾テメェ!」ブン!
高尾「うわ、すいません!ボール投げないで下さい!」
「チッ!」
うわ!口悪!…あれ、口が悪いといえば…。
まさか…。
高尾「いつまで怒ってるんですか?いい加減機嫌直してくださいよぅ宮地サン」
華・瑞穂「宮地サン!?」
「あ?テメェら、一年だな」
華「…あなたは?」
「あ?宮地裕也だよ」
瑞穂「みや…じ…?」
裕也「宮地清志の弟」
瑞穂「ええー!」
宮地「ええー!じゃねえようるせえ!」
裕也「お、兄貴。」
華「恐るべき口悪遺伝子…!」
瑞穂「血は争えぬ…」
宮地「うるせえな轢くぞ」
裕也「ま、俺はドルオタではないけど」
瑞穂「良かった!」
宮地「良かったってどういうことだよ」
華「あ、ちなみにこの澪里瑞穂は、宮地清志先輩の彼女だよ」
裕也「兄貴彼女いたの?」
宮地「お前に言ったら騒ぐだろ」