第16章 撮影会
色んな機材、色んなライト。
秀徳バスケ部スタメン、モデルの仕事にトライ!です。
特に受けがいいのは、当然宮地先輩と緑間。
高尾は、スタッフさんと仲良くしてる。
高尾「ああ、宮地サンとそこの澪里は付き合ってるんですよー!」
高尾ーー!なんでコッチに話振るのーー!?
この、バカ尾ーーー!
「ああ、私は編集長の牧村仁。よろしく…せっかくだし、君と宮地君、一緒に撮影する?」
勢いに呑まれ、意志に反して「はい」と動く口。
のあああああ!宮地先輩が!
近いいい!
牧村「はい行くよ~」
パシャ!パシャパシャ!
フラッシュの明るさに怯み、一歩下がる。
トン。
軽く宮地先輩にぶつかる。
…ていうか宮地先輩。
…そんな顔…
出来るんですね。
黒く無い、爽やかな笑み。
牧村「いやあ!彼はなかなかだよ!黄瀬君といい勝負だ!」
ん?…黄瀬…君…?
緑間「嫌な予感がするのだよ…」