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【イケメン王宮】 もう一つのシンデレラSTORY

第5章 episode 4【ルイ】〜出会い〜


「最初は合わせるだけていいから」


そう淡々と告げられ、ワルツが部屋に響き始める。

しかし、ルリーは高鳴る心臓の音を落ち着けるので精一杯だった。

(こんなに近くにルイの顔が……)

改めて見るルイは、まるで絵画から抜け出た様な美麗な顔立ちで、何処か憂いを帯びたサファイアの瞳が怖いほど眩しかった。


「なに……?」


不意に目が合ってしまい、どきんっ、と心臓が跳ねる。

その拍子に動揺からか、思わずルイの足を踏んでしまった。


「ご、ごめんなさい」

「…………」
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