第3章 守りたいもの
目が覚めるとそこは宿だった
「あれ?」
近くでピナも眠っていた
「もしかして今の夢?…まさか…」
自然と涙が出てきた
「夢だったら皆生きてるはずだもんね」
シリカに一通のメールが来ていた
「さんからだ」
そこにはこう書かれていた
戦いは終わったよ
他にも数人生き残ることができた
パーティー組んでくれてありがとう
多くの犠牲者が出たけど俺は戦い続ける
俺はLvの低いプレイヤー達を守りたい
シリカは守りたいものあるか?
あるならそれを守り通せよ?……それじゃまたね
「私の守りたいもの…」
ふと寝ているピナを見た
「例えゲームのキャラでも私の大切な友達…」
「私はピナを守りたい!」
シリカ胸に手を当て決意したのだった