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①呪術廻戦〜脹相〜

第8章 脹相〜関係を壊したくない


「お邪魔しまーす!」

 玄関から聞こえてきた声に、私はキッチンから顔を出した。

「悠仁、おはよう」

「おはよ!」

「脹相ならリビングにいるよ」

「ありがと」

 悠仁は靴を脱ぐと、慣れた様子でリビングへ向かっていく。

「脹相、おはよ」

「ああ」

 ソファに座っていた脹相が顔を上げる。

 悠仁はその隣に腰を下ろした。

「最近どう?」

「何がだ」

「何がって……」

 悠仁は少しだけ脹相を見る。

 それからキッチンにいる私を見る。

「……二人のこと」

「?」

 私は何のことか分からず、首を傾げる。

「何かあった?」

「いや、なんでもない!」

 悠仁は慌てて笑った。

「ちょっと脹相に聞きたいことがあるだけ」

「そう?」

「ああ」

 私は特に気にせず、飲み物を用意するためキッチンへ戻った。

 その瞬間。

 悠仁の表情が変わった。
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