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単なる軍人の日常

第25章 デート 昼食編


俺たちはお化け屋敷から出た後、ジェットコースターなどで遊んでデートをいっぱい楽しんだ。

そして時刻は12時、昼食の時間になった。

『お腹すいたー。何か食べようかな。』

『まだ腹は減っておらん』

『いいから、いいから』

俺は嫌がるアーダルベルトを引っ張りながらレストランへと向かった。

『いらっしゃい•••ま•••キャー』

俺たちがレストランに入るとなぜか店員が叫び声をあげた。

俺はアーダルベルトがまた拳銃でも出したのかと思ったがアーダルベルトは何も出していなかった。

しかも店員の目線はアーダルベルトの後ろを見ていた。

•••店員の目線の先には俺たちについてきた軍隊がいた。しかも警察が犯人を包囲するような形で店を囲んでいた。

『あいつら、いい加減に視界から消すッ!』

アーダルベルトはそう言うとレストランから出て何やら呪文をブツブツと唱えた。

そして最後にハッと言うと目の前に黒い塊が現れた。

黒い塊は目の前の軍隊やヘリコプターを飲み込んで地中に溶けていった。

そしてアーダルベルトは何食わぬ顔をしながら店員に言った。

『2名だ、まだ席は空いてるだろう?』

俺はツッコミを入れたかったがひとまず席につくことを優先した。

『こ、こちらです。』

店員は少し怯えながらテーブルに案内してくれた。

テーブルの席に着いた俺は真っ先にアーダルベルトに聞いた。

『いまのなんだよ。黒い塊が部下たちを飲み込んで•••』

アーダルベルトは焦りながら言う俺を面白そうな顔をしながら質問に答えた。

『大丈夫だ、殺しては無い。Böser Geist(悪魔)に頼んでここから北、15キロほど飛ばしてもらった。』

え、いま悪魔と言ったか?


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