第4章 目覚める欲
そのまま腰に跨ったままでいると、扉が開き、声をかけられる。
「千景ー、憂太知ら……ね?」
「あ……真希……?」
ノックをして……そういうとこまで、悟から学ばないで……。
驚いて膝がきゅっと締まった。
下から呻き声が聞こえる。
「っ……は……千景、やめ……」
「ご、ごめんっ!!」
膝が腰を締め、ズリッと股が擦れる。
憂太の、いつもよりも甘い声が、鼓膜を貫いた。
「お……おおおお前らッ、なにしてんだよ!!」
慌てて憂太の上から降りようとすると、握っていた手に引かれる。
憂太の顔を見ると、焦った顔で軽く首を振っていた。
股の下が、硬い……。
跨ったまま布団を手繰り寄せ、憂太の腰に布団を掛けながら、ゆっくり降りた。
「な、何もしてない……」
真希と、後ろにいた2人を連れて部屋を飛び出す。
先程の自身の行動に、理解が追いつかなかった。
――私は、なんてことをしたのだろう。