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かるら怪談

第58章 花火


「まさか・・・?」

そう、『朝顔の君』だ。
あれから10年以上経っているのに、あの日のままの姿だったよ。
あの時は遥かに年上だと思っていたのに、その時は年下くらいになっていた。もちろん、朝顔の浴衣を着ていたよ。

「嘘だろ?」

ああ、そう思うよな。でも、その子は言ったんだよ。
『久しぶり』って
ぞわっとしたね。
あり得ないものを見るような、そんな感じだ。

狐につままれたような気持ちだったが、小さい頃から憧れていた君だ。
結局その後、一緒にデートみたいな感じになって。付き合うことになって、それが、
今の俺の奥さんだよ。
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