第48章 かか切りの竹
「今は、その土地はフェンスを張った人の一人息子が相続したみたいだけど、借金を苦にして自殺しちゃったんだって。」
「それと、その『かか切りの竹』だけど、死ぬのは妻に限らないらしいんだよね。例えば、その切った男に妻がいない場合には、母親や姉が死ぬみたい。それもいなければ、親戚筋の女性とか。血縁を辿っていくっていうから相当強力な呪いなんだろうね」
「明日、ちょっとS町のその人のところに取材に行こうと思っている」
そう言うと、おやすみ―とA子は回線を切った。
結論を言うと、A子と話すのは、これが最後になった。
1️ヶ月くらいしてから、友人づたいに聞いたのだが、この会話をした翌日、A子の乗ったレンタカーが山間の崖から落ちて大破。
A子も帰らぬ人になった、ということだった。
さて、ここまでが前段の話です。A子はなぜ死んだんだろう、と考えたとき、ひとつユニークな仮説を立てたので、それを『空想の話』として書いてみたいと思います。
これはあくまでも空想の話なので、女性が見聞きしても死なないと思いますが、念の為、女性は読まないほうがいいかもしれません。もし、読むとしたら自己責任でお願いします。