第2章 割れた音がした イルーガ
「それは··親··?」
ハナさんは悲しいような寂しそうな笑顔で呟いた
「コロンビーナさんから教わった子守唄を歌いますね。」
「··僕はお義父さんとかに手を握られるのが懐かしいです」
「その記憶を大切にしてくださいね」
「···はい(何故だろう)」
夢のハナさんと今目の前にいて歌を歌ってくれるハナさんは
(お母さんみたいだな)
「すぅ··すぅ···」
(よほど疲れてるんだろうな)
ずっと手を握ったまま寝てるイルーガさん
なでなで
(柔らかい髪の毛だな)
ふわふわしてて
そうだな
(もふもふの子犬。)
✿✿✿
今日の夢は違う
僕が小さくなってて
誰かの膝上に寝てる