第84章 思ふこと むなしき夢の なかぞらに
思ふこと むなしき夢の なかぞらに たゆともたゆな つらき玉の緒
【術式】歌楽具現術
【使用者】神ノ原 詞織
【使用シーン】第50章、第8章②
【意味】
思うことが辛くて虚しいものだったとしても、どうか死なないでください。
【効果】
他者の傷を癒す反転術式の効果を持つ和歌。『君がため』の和歌より強い治癒の力を持つ。
【解説】
式子内親王への『忍ぶ恋』を詠んだ『玉の緒よ 絶えなば絶えね ながらへば 忍ぶることの よわりもぞする』を参考に詠まれた藤原 定家の和歌。
『忍ぶ想いが苦しくて死んでしまいたい』と詠う式子内親王の和歌に対して、『想うことが辛くて苦しくても死なないで』と呼びかけるような和歌となっており、詞織はその想いから反転術式に落とし込んだ。