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淫夢売ります

第66章   レ・ナンフ・ラスィーヴ


ふふふ・・・
このカード、本当に素晴らしい。素晴らしいわ・・・。
淫らな三人の妖精さん、ってところね?
まだまだ、いーっぱい愉しませてね?

「ねえ、カグラ・・・今日はあなたもう仕事ないんでしょ?」
「ん、ああ。今日・・・ああ、もう今日かは、俺は休日だ」
「だったらいっぱい付き合いなさいよ・・・ちょっと気分がいいんだ、私」

ユメノがバックヤードからブランデーを出してくる。
ストレートでグラスに注ぎ、二人で杯を合わせた。

「珍しいな、ユメノがそんなに楽しそうなんて」
「あらやだ、そう?」
「いや、そうでもないか・・・」
「何に乾杯しましょうか?」
「ユメノが決めてくれ」

まあ、カグラにそれを決めろというのは無理な話か・・・そう思い直したユメノはちょっと杯を上げると言った。

「今日は久しぶりに添い寝してくれる?カグラ」
「お前が望むなら」

じゃあ決まりね・・・

「二人の夜・・・いや・・・朝に」
「二人の朝に」

その奇妙な乾杯の発声に、ユメノが小さく吹き出す。
カグラは何が面白いのかよくわからないという顔をしていた。

チン、とグラスが合わさる。

まあいいわ・・・あなたが私のそばにいてくれて
それが私は嬉しいんだから・・・さ。

ま、言わないけどね。

そんなふうに思いながら、ユメノは琥珀色の液体を流し込んでいった。

そろそろ、モルフェにも朝日が差してくる頃だった。
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