第64章 ラ・カプティーヴ
たっぷりと粘性のあるローションをまとわりつかせたプラグをあてがい、じゅぶぶと沈める。すぐには入らない。しかし、確実に広がっている。その拡げられている感触が夢の中の快感とリンクして、脳を痺れさせる。
息をフーっと吐いて、もう一度・・・
ちゅぷぷぷ・・・
もう一度・・・
ちゅぷじゅぶぶぶ・・・・
「あっああは♡」
プラグはあるところまで飲み込まれるとチュルンと飲み込まれてしまう。
ぞくり、と背筋が震える。
今、私のアナルからはリュネールが想像する通り、淫らなジュエルが顔をのぞかせている。それを思うだけで、更に体の中が熱くなるようだった。
まるで熱に浮かされたかのように、そのまま服を身につけると、私はまた、日常の仮面を身につける。いつもの、女社長『松下優里』の仮面を。
何食わぬ顔をしながら、仕事をする。
いつものように電話をし、いつものように話し、いつものように戦う。
でも、佳菜江さんも静江さんも、夫も知らない。
私はセルヴァ・・・
どんな顔をしていても、どこにいても、寝ていても、覚めていても、
私の身も心も、あの深い快楽に囚われて、淫らな愛に絡め取られたままなのだ。
私は笑う。そう、誰も知らない。
その素顔の仮面の奥は愛の虜囚。
いつもいやらしくにアナルをひくつかせ、
下半身の花園からは、甘くとろけた淫蜜を垂れ流しているのだ。