第57章 燃える身体
たらたらと精液を垂れ流した状態のまま、パンティとストッキングが引き上げられた。全てが終わったとき、丁度、電車が駅につく。どうやらここはターミナル駅のようで、大勢の人が同時に動き始めた。ふらつく女性もまた、その人波にのまれ、車両から押し出されていってしまった。
「興味、ありますか?痴漢調教・・・
もしよければ、あなたも、いかがですか?」
右隣の男がまた囁いてきた。そして、手に、何かを握らせてくる。
これまで体験したことがないくらいの快楽を・・・教えて差し上げますよ・・・
そう言い残すと、男性もまた、電車を降りていった。
発車のアラームが鳴り、ドアが閉まる。さっきの満員状態がうそのようにすっかり空いた車内。私は男性に握らされたモノを見ていた。
メモ用紙
そこには、電話番号と「杉村」と名前が書いてあった。
『これまで体験したことがないほどの快楽』
男性、杉村が言った言葉は興奮して熱く燃え上がった私の身体の中で、熾火のようにくすぶり続けていた。