• テキストサイズ

淫夢売ります

第50章   解放のドレス


☆☆☆

「へぇ・・・あんなになっちゃうものなのね・・・」
真夜中のモルフェ、いつものように女主人がひとりごちする。

手で裏が赤のカードをくるくると弄ぶ。

『手を差し伸べられている座った乙女』
解放の歓びを意味するカードだった。

「男だからとか、女だから、とか、こだわるほどのことではない、くだらないことだった・・・ってわけかしらね?」

彼は夢を見た。
意識を意味する右側には『紳士服売り場』、それは、言ってみれば社会的に『真っ当』とされる生き方の象徴だ。
でも、本音や本能を意味する左側にあったのは・・・それに相対するモノ。真っ当ではないとされる生き方・・・

「同性愛、が本心だったのか、女性として犯されたい、が本心だったのか・・・」

まあ、そんなこと、どっちでもいいわよね。
だって、今の貴女・・・この間ここに来たときよりも、ずっとずっと幸せな顔をしているわよ・・・。

「これからも毎晩、毎晩、見せてちょうだい。貴女のその欲望を・・・」

ただ、あんなふうになっちゃったら、もしかしたら、昼間も普通ではいられないかもしれないけどね・・・

それはそれで・・・いいのかな

解放されて、自由になって
本当の『私』になれたんだから・・・ね?

ふふふ・・・
ユメノはひとり、満足そうに微笑んでいた。
/ 620ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp