第46章 ヴィサージュ ニュ
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「ふふふ・・・皆さん、あんなに蕩けたお顔になっちゃって・・・」
ここは夢占モルフェ。例の黒いクロスが張ってあるテーブルを前に、三枚のカードをユメノが弄んでいる。
時間は深夜、というより未明に近い。
「パーティ・・・もうかれこれ6時間くらい?さすがの私もお腹いっぱいね」
ユメノが三枚のカードをテーブルに並べる。裏が赤、表はそれぞれ・・・
『仮面を付けた女性に傅く男性たち』
『バックからたくましい男に犯されるうさぎの仮面を付けた女性』
『縛り上げられ男女に責められる仮面の女性』
だった。
「お三人共、気が合うんですね。バル・マスケの三部作、一気に売れるとは思わなかったわ・・・。互いに互いの痴態を見せあって、絡み合って・・・いいわねえ・・・。ところで・・・三人とも、このお店の乱交パーティから、帰ってこれるかしら・・・」
夢の中、仮面をかぶっているけれども、三人とも今の快感に打ち震える姿こそが、普段隠していた『ヴィサージュ ニュ』(素顔)・・・なんでしょうねぇ・・・。
黒々とした闇をたたえたウィジャの目を三日月に歪ませて、いたく満足そうに、ユメノは笑った。