第46章 ヴィサージュ ニュ
【ヴィサージュ ニュ:素顔】
あたり一面で淫靡な嬌声が聞こえ始める。仮面を付けた大勢の男女がほぼ全裸で入り乱れ、肉の交わりがあちらこちらで繰り広げられていた。粘液が擦り合わされる音、肉と肉がぶつかり合う音、密やかな喘ぎ声、男の肉棒を求める女の声、女を苛む男性の卑猥な言葉・・・
ひとりが二人を、二人で一人を、
複数でパートナーを交代させながら、
互いの痴態を見ながら、見せながら、
性器を舐め合い、ペニスが女性器に深々と突き刺さり、
口で、胸で、そして時には肛門で・・・互いの性欲をぶつけ合う人たち。
そんな、異常な熱量を持った性の狂宴があちこちで繰り広げられていた。
「ん・・・あっ♡」
「じっくり参りましょう・・・トワノン
パルティエは始まったばかりですし」
このあまりの非現実感に圧倒されている内に、私のドレスはファイの手で剥ぎ取られてしまった。今の私はファイに後ろから抱きすくめられ、乳首をいじられていた。全裸のファイの猛ったモノが私の背中にあたりヌルヌルとした先走り液が容赦なくこすりつけられてきた。
「ファイ・・・素敵な方をお連れですね。ご紹介いただけますか?」
気がつくと、私の顔の近くに隆々と猛り、テラテラと光ったペニスがぬっと差し出されていた。顔を上げると、そこには黒猫のマスクをした男がいた。そのやわらかな表情に似つかわしくないほどの大きさのモノから匂い立つ精液の香に頭がくらくらしてくる。
「おや、ノワールさん・・・こちらはトワノンです。今日来たばかりなので、お手柔らかに」
「おやおや、こんなに美しい肌、形の良いおっぱい、肉付きの良い腰・・・何処をとっても素敵な女性だ・・・こんな美しい方とお近づきになっているとは、ファイさんは羨ましい」
ノワールの言葉に顔が熱くなる。
私の身体・・・そんなに・・・いいの?
「ええ、そうですね。こうしておっぱいを揉んでいるだけで、本当に心地よい・・・。肉付きが良く、しっとりとしていて、まるで手に吸い付いてくるみたいですよ」
「見ているだけで、私のも奮い立ってきてしまいますね・・・」
その言葉通り、私の眼の前に指し出されているノワールのペニスはぐいんと一回り大きくなったようにも見えた。