第37章 淫らな果実
「ひあ!」
茉莉が妙な声をあげ、小説を取り落とす。横にいた二人の男性が、茉莉の顔と、取り落とした小説を見比べる。おそらく、あの距離だと、ブインブインと淫靡な音を立てている淫具の奏でる音も聴こえているに違いない。
男たちはその意味するところを察したのだろう。にやにやと笑い、茉莉の顔を、身体を眺める。特にその視線は茉莉の股間あたりに集中しているようだった。
顔を赤らめ、茉莉は震えていた。視線にさらされているのと、淫具の振動が与える快感のせいで動けなくなってしまったのだろう。しかし、本を手に取り、会計を済ませなければ開放されないことも理解しているはずだ。
再び震えながら本を手に取る。男たちが何かを茉莉に言っているようだ。どうせわざとらしく『具合悪いの?』などと聞いているのだろう。何が起こっているか分かっていて聞いているのだ。カタカタと震えながら茉莉が首を振り、こちらに歩を進めてくる。少し、男たちから離れたところで、更にバイブの出力を上げた。
「んんん・・・っ!」
目をつぶって、ぎゅっと身体を縮ませるようにして快楽に抗おうとしている。しかし、歩くことはできなくなっているようだ。そこに後ろから男たちが近づいてくる。そこで、更に出力を上げた。それは茉莉が耐えられる振動の度合いを上回るほどのものだった。
「あああっ♡」
とうとう茉莉は声を上げ、ガクガクと腰を震わせて、その場でしゃがみ込んでしまう。座り込んだその場所には、じわじわと水たまりが広がっていく。
潮を吹いたようだった。
潮吹き自体は、何度か経験済みだったが、そう毎度吹くものではなかった。今の状況は明らかに茉莉もシチュエーションのせいで興奮を高めた結果の潮吹きだった。
最高の成果である。
ガクガクと体を震わせる茉莉のオマンコは未だに激しくバイブでシェイクされている。そのまま二度三度イッているようだ。止まらない絶頂、それを人に見られている羞恥。これを経て、また茉莉の調教が進む。
ぱちりとスイッチを切ると、僕は茉莉を救出に向かった。
どうせ、これは夢だ・・・ならば。
僕は茉莉を助け起こすと、男性たちに向かってそのコートの中をちらりと見せてやった。底にはビショビショに濡れて透けたパンティと、明らかに不自然に盛り上がっている様子が見えたはずだ。