• テキストサイズ

ネコの運ぶ夢

第14章 ネコの秘密


でも、中条の家に市ノ瀬さんが来てくれたのを見た時、その判断が間違いであることを思い知らされました。

迷惑ばかりかけたのに、私ばかりしてもらって、市ノ瀬さんに何も返せていないのに、すごく大変だっただろうに、貴方はこんなところまで来てくれた。

家族だ、と言ってくれた。
ただ居るだけでいい、と言ってくれた。
愛してる、と言ってくれた。

本当に、本当に嬉しかった。

私にとって、市ノ瀬さんと過ごした3ヶ月あまりの時間は、今までの人生の中で一番キラキラしている、何ものにもかえがたい宝物です。

できれば、もっと長く一緒にいたかった。
もっと色んなところに行きたかった。
もっと、深く繋がりたかった。

しかし、京子が言った通り、私は来月、結婚をしなければなりません。
色々考えたけれど、これを避けることはできません。

貴方が来てくれるまでは、私はもう、何もかも諦めていたんです。私は一生、死んだように生きていくしかないんだって。

でも、市ノ瀬さんが家に来てくれて、私に会いに来てくれて、私は勇気をもらいました。
だから、最後まであがいてみようと思います。

私も、世界で一番、貴方を愛しています。

かしこ

美鈴 音子
/ 91ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp