第2章 【闇夜の太陽/2章:逆ハ編】01~05話
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(あ───私は……)
全てを捨ててでも、なにがなんでも悲劇を変えてしまいたいくらいに[ドンキホーテ・ロシナンテ]と[トラファルガー・ロー]が好きだった。
キャラクターとしてもかなりリアコ気味に好きだったけれども、トリップできて現実になった人達とすごしてますます………と言うかふつうに『恋』をしたのだろう。
もともと[愛]はあったけれど、知れば知るほど好きになってしまう人達………そんな彼らが『私がいい』と言ってくれるんだから、なにも迷うことなんてない。
個人的にはね。
(まぁ、彼らは覚悟をしてるみたいだし、それでも[幸せ]になれるなら………『それでも』いいのかな……)
「う“──────っ!!都合よすぎて!!」
(すごく[棚からぼた餅]なんだけど!!)
「あ“──────っ!!」
「え“──────っ!!」
うるさいくらいに声を上げて(医務室だから人が叫ぶのは、あることだけど)自分や状況をひたすら見つめる。
(………………………………………………)
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悩んでいても仕方ないので腹をくくった。
(もういい。分かったよ。これは[私の救済アナザーストーリー]なんだから、どんな内容でも『コラさんとローくんが幸せに生きててくれる』のが最重要だった。彼らが恋愛相手に私を望んでくれるんならば、断ったら逆に[不幸]にしてしまう……んだよね?)
『だったら……』と顔を上げて、拳をにぎる。
(こうなったら[現代日本人の私]が持つ[論理感]や[モラル]なんてかなぐり捨ててコラさんとローくんと、私の[幸せ]を選ぼう)
「……[□□]が幸せにしちゃうからね…」
(眼福すぎる人たちに愛される覚悟が必要だからね、□□…)
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