第7章 小ネタ/ツキノ寮にて、マヨリとルカ
ある日のツキノ寮·ロクダンの共有スペースにて
ルカ「あれ?マヨリちゃん!奇遇だねぇ。」
マヨリ「ルカか。岳はどうした?何時も一緒におるだろう。」
ルカ「がっくんは今日はお仕事ー。俺は今日はオフなんだ。」
マヨリ「そうか。」
ルカ「そう言えば、マヨリちゃん達は何時から梨音と月麦と一緒にいるの?」
乙姫マヨリ「ほう?聞きたいか?」
ルカ「うん!聞きたい。」
乙姫マヨリ「仕方無い。教えよう。梨音と月麦は幼い頃に親を亡くしての…その悲しみから、グリモワールが目覚めての。そこから、妾らは共に暮らしとったのだ。」
ルカ「そうだったんだ…。」
乙姫マヨリ「あの頃は梨音は8つ、月麦は5つだっなかの?しばらくは泣いておった。泣き止ませるのが大変だったのぉ。あのようにニコニコ笑うようにまでにちと時がかかったなぁ。」
ルカ「なるほど〜。」
乙姫マヨリ「この間まで泣き虫だったのが、今はあんなに立派に勤めを果たす様になるとは…少し、寂しいの。」
ルカ「あはは!それはお母さんの言う事だよ~。」
乙姫マヨリ「母親、か…。」
ルカ「うんうん!血の繋がりは無くても、家族にはなれるんだよ〜。」
乙姫マヨリ「家族…か。そうじゃの。ところで、ルカは梨音の事は呼び捨てなのだな。」
ルカ「あ、えっと…。」
乙姫マヨリ「…梨音に気があるのか?」
ルカ「!!!」(赤面)
乙姫マヨリ「ふふっ…図星のようだな。」
ルカ「えっと…多分、他のみんなもそうだと思う。そう言うマヨリちゃんはどうなの?」
乙姫マヨリ「何がじゃ?」
ルカ「トリトくんの事だよ~!」
乙姫マヨリ「!お主のぉ…。」(赤面)
2025年 11月10日 月曜日