第6章 小ネタ/ツキノ寮にて、アケロンと歩と梨音
ツキノ寮にて。
アケロン「アケ〜♪」(ツキノ寮内をお散歩中)
※トリト達の情報はツキプロ全域に知れ渡っているので、トリト達は堂々とツキノ寮内を出歩いている。
歩「アケロン。1人で散歩か?」
アケロン「アケ!」
歩(アケロンを抱き上げ)「流石にお前1人は危険な気がするな。一緒に行こう。」
アケロン「アケ!」
という訳で、一緒に歩の部屋へ。
歩「とりあえず…今日はこれを食べるか?」
歩がアケロンに差し出したのは、いちご大福。
アケロン(いちご大福をパクっと)「アケ〜♪」
歩「美味いか?」
アケロン「アケ〜♪」
歩「ははっ!そうか。」(アケロンを撫でる)
アケロン「アケケ♪」
歩「…そう言えば、お前と初めて出会った時も、お前はツキノ寮内を1人で散歩していたな。」
〜回想シーン〜
アケロン「アケケ〜♪」
歩「…?亀?なんでこんなところに?」
アケロン「アケ?」(歩に近付く)
歩「…もしかして、隼関係か?」
※隼とは、同じツキプロのユニット"Procellarum(以下、プロセラ)"のリーダーで、自称·白い魔王様。
歩「とりあえず、後で隼に連絡しよう。それまでは俺と一緒にいよう。」
アケロン「アケ〜♪」
〜回想シーン終了〜
歩「それで、あの後隼に連絡しても知らないと言われて困惑したが、梨音と月麦がいろいろ打ち明けてくれた時はかなり驚いたな。」
アケロン「アケ♪」
歩(微笑む)
梨音「歩〜、アケロンいる〜?」
歩「あぁ、いるぞ。ほら。」(梨音にアケロンを差し出す)
アケロン「アケ〜♪」
梨音「やっぱりここにいた。ありがとう、歩。」
歩「やっぱりとは?」
梨音「アケロンは歩に特に懐いているから。」
歩「そうか?」
梨音「そうそう!ね?」
アケロン「アケ〜♪」
歩「そ、そうなんだな。俺としては、1人だと危険だと思って連れてきたんだが。」
梨音「あはは…確かに。でも、歩は優しいからね。その優しさが伝わってるんだよ。」
アケロン「アケ♪」
歩「そうか。」(頬を薄紅に染めて微笑む)