第7章 夢中(相澤消太)
「……ぅ……っ、はぁ……」
消太のモノがずるっと中から抜かれると、私の愛液と消太の精液が混ざってぽたっとシーツに落ちた。
「消太……っ、中、出したぁ……」
「……すまん、やり過ぎた」
流石に悪いと思ったのか、ばつが悪そうに消太が言った。
冷静になって計算してみたら、何とか大丈夫な日だった事が分かったので、どうなるか分からないけどちょっとほっとした。
けど、それは絶対に教えてあげない。
「どうすんの?……ホントに、出来ちゃったら」
「お前それ、出来ても俺がほったらかしにするみたいな言い方だな。……やめろ」
おっ……?
この流れは……
「そうなったら、また考える」
ちょっと思ってたのと違う返事が来て、私は心の中で舌打ちをした。
でもまぁ……そうだよなぁ。
消太っぽい、なんか。言い方が。
「まぁ……あれだ、もうこうなったら1回も2回も変わらないしな」
「へぇっ?」
まさか。
「今夜、眠れないと思っといた方がいいぞ」
やだ!
寝かせてお願いだから!
「私、消太と違って明日仕事なの、ンっ!」
言いたかったことが途中で口を塞がれて言えなくなってしまった。
「……は、全部お前が悪い」
「な、なんでそうなるの……!?」
「お前ん中、俺のでいっぱいにしてやるから覚悟しとけ」
「や、ちょ、たんま!消太……っ、あぁん!」
ちょっと、今日は夜が長くなりそう……
けど、久しぶりに会ってこんな風に愛されるのもいいかもな、なんて思ってしまう私なのだった。
おわり